【東京都・墨田区】玉の井
永井荷風『濹東綺譚』の舞台で戦前からの私娼街で全盛期には477軒、1400名もの規模だったが、東京大空襲で全焼、戦後は大正道路(現在の玉の井いろは通り)反対側の焼け残った住宅を利用してカフェーとして営業を再開。
「121軒に390名から420名の女が出たり入ったり」したそうだ(『全国女性街ガイド』より)。
注・独特なファサードのバルコニーを持つ冒頭写真の転業アパートは玉の井の目印的な建物だったが、現在は解体され跡地に新たな住宅が立っている。
玉の井いろは通り(旧「大正通り」)
入口がカフェー調という独特な外観の銭湯「隅田湯」
住宅街に突如と現れるスナック群、かつての目抜き通りと思われる
(訪問 2012年5月)
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